Ayn Rand Says(アイン・ランド語録)

第25回 税金は徴収されるものではなく喜んで払うもの?(その3)  [12/07/2008]


The principle of voluntary government financing rests on the following premises: that the government is not the owner of the citizens’ income and, therefore, cannot hold a blank check on that income---that the nature of the proper governmental services must be constitutionally defined and delimited, leaving the government no power to enlarge the scope of its services at its own arbitrary discretion. Consequently, the principle of voluntary government financing regards the government as the servant, not the ruler, of the citizens---as an agent who must be paid for his services, not as a benefactor whose services are gratuitous, who dispenses something for nothing.

This last, along with the notion of compulsory taxation, is a remnant of the time when the government was regarded as the omnipotent ruler of the citizens. An absolute monarch, who owned the work, income, property and lives of his subjects, had to be unpaid “benefactor,” protector and dispenser of favors. Such a monarch would have considered it demeaning to be paid for his services---just as the atavistic mentalities of his descendants-in-spirit (the remnants of Europe’s ancient feudal aristocracy, and the modern welfare statists) still consider an earned, commercial income as demeaning and as morally inferior to an unearned one which is acquired by mooching or looting, by charitable donations or governmental force. (“Government Finance in a Free Society” in The Virtue of Selfishness: A New Concept of Egoism)


(市民の自主性に依拠する政府運営資金調達の原則は、以下の前提に依拠している。政府は市民の収入の所有者ではない。だから、政府は、市民の収入を自由に使うことはできない。適切な政府のサーヴィスの性格は、憲法で定義され限定されなければならない。恣意的な自由にサーヴィスの範囲を拡大するような裁量を政府にゆだねてはいけない。だから、市民の自主性に依拠する政府運営資金調達の原則は、政府を市民の支配者ではなく、市民の下僕として見なす。提供するサーヴィスと引き換えに支払いを受ける代理人として見なす。提供するサーヴィスは無料であり、だからあちこちにばらまくが、見返りを決して求めないような「恩恵を施す者」として政府を見ることはできない。

この最後の前提は、強制的課税という考え方と同じく、政府というものがまだ市民に対して万能の支配者として見られていた時代の名残である。臣民の仕事も収入も財産も生命さえも所有していた絶対君主は、無報酬の「恩恵を施す者」「保護者」「厚意をばらまく者」でなければならなかった。このような絶対君主ならば、自分が提供するサーヴィスに支払いがされることを屈辱と考えたであろう。同様に、原始的精神性を残した彼の精神的子孫(ヨーロッパの古い封建的貴族の末裔とか現代の社会福祉国家主義者たち)も、いまだに、ちゃんと労働で稼いだ<商業的>収入を屈辱として考えている。ゆすりやたかりや、慈善の寄付や政府の権力によって獲得される収入のほうが、つまり、自己の努力や労働で得たものではない収入のほうが道徳的に優れているものと見なしている。)


★また税金の話かとお思いでしょうが、また税金の話なんですよ。まだ続いていたんですよ!今回で終ります。

★よ〜〜く上記の引用文をお読みくださいね。最低3回は読んでいただきたいです。特に、 「政府は市民の収入の所有者ではない。だから、政府は、市民の収入を自由に使うことはできない」 というところは、何回も何回も読んでください。

★「そんなもん、私らが読んだってしかたないだろ〜〜政府とか国税庁とかが読まないといけないだろ〜〜」って言うあなた、ほんとに、あなたは軽薄ですね。政府とか公的機関が自主的に自分の権限を減らすはずないでしょーが。既得権を手放すはずないでしょーが。

★よく「なぜ男は家事や育児を手伝わないのだろうか?共働きなのに」という問題が新聞の家庭欄などで取り上げられますが、いくら女が訴えても、「女房を優雅な専業主婦にして贅沢させておく甲斐性も経済力もない男」でも、暇もてあまし寄生虫ヒモ男でも、家事も育児もしたくないし、できないし、できるように学習もしないというunfairな男というのは存在しているのですよ。

★奥さんが、どうにもならんから助けてほしいと言うと、「そんなことしていると、僕が僕でなくなる。そんな人生は送りたくない」と言う夫がいるそうですが、家事や育児したくらいで消える程度のヤワな自分ならば、維持するほど御大層なものではないから、早く死ねばいいのですが、こういう明快な道理は馬鹿男にはわかりません。そんな程度のガキが一人前に結婚するな、ガキがガキなんか作るなというのが理屈ですが、これも馬鹿unfair男にはわかりません。永遠にわかりません。

★こういう男は、馬鹿だろうが無能だろうが無責任だろうが寄生虫だろうが足が臭かろうが便秘だろうが、男が女よりラクに生きるのはあたりまえで、女より特権があると思い込んで疑っていないのです。「何を根拠に?」と言われても、考える気も答える気もありません。「男だから、そうするんだ!それでいいんだ!」という理由になっていない理由に固執するだけです。何を怖がっているんでしょうね?単に思考力のなさか?

★こういう男とはいっさい関わらないか、うっかり関わったら、さっさと遺棄するか、暴力を振るわれたら、返り血浴びないように遠くから機関銃連発してボロボロの穴だらけにして、死体を戦車で何回も何回も轢いてペシャンコにして、土の中に埋め込んで処分するしかないのです。

★この種の人間は、「話し合い」や「交渉」や「歩み寄り」ができないのだから、自分を変える気が全くないのだから、あなたが、状況を変えようと思うのならば、あなたから離れるか、それを相手が許さないのならば、あなたが相手を削除するしかないのです。

★つまり、私が何を言いたいかといえば、役人さんたちに自浄作用はないということです。自分から既得権を手放すはずないのです。ならば、どうするか。革命でも起こして役人なる人々を粛清するか、テロしかありません。だから、世界史において、革命やテロは起きてきたのです。起きるしかないので、革命やテロは起きてきたのです。自浄作用がない体制は、腐敗が進行し内部はボロボロです。そこにつけこんで外部からの暴力が、その崩壊を一挙に進行させます。外部からの暴力がない場合は、ボロボロが頂点に達して崩壊するだけです。ソ連ですね〜〜

★暴力は究極の最終的な手段ですし、自分にとっても、ダメージが大きいですから、回避するしかありません。しかし、役人の腐敗による日本崩壊を待って、じっとしゃがんでいるわけにはいきません。私たちにできることは、やいのやいのと役人業界にうるさく言い続けることです。モグラの穴たたきです。「外圧」しかないのです。「外圧」になるのを習慣にしましょう。「役人を見たら泥棒と思え」 これでいいのです。2009年の「書き初め」(かきぞめ)はこれです。

★「税金は政府運営資金であって、あんたたちの収入ではないの。お金が欲しいのならば、自分で稼ぐの。自分で富を生み出すの。他人が生んだ富を収奪しただけなのに、いかにも自分が施しているみたいな顔で、富の再分配のエージェントやってるんじゃないの。その富をつまみ食いしてんじゃないの。誰かが、いっぱい稼いでくれるから、あんたら、そういうことができるんでしょーが!恥ずかしい〜〜Shame on you!」と、いつもいつもいつも、しつこくしつこくしつこく言い続けるのです。

★ついでに、「他人から徴収した金を自分のものだと勘違いする職業」に従事することはカッコ悪くてみじめで卑しくて、まともな人間のすることじゃない、みたいなイメージ形成伝播類型化が必要ですね。

★「あの建物は何か暗いわね・・・」「暗くもなるよ・・・いくら、ああいう賎業が世の中には必要だといっても・・・ああいう所で働いていると、鬱屈して精神病になるんじゃないかなあ・・・」「しかたないわよ・・・自分が好きでやっているんだし・・・でもお気の毒ね・・・罰があたって、子どもがグレるんじゃない?老後は孫に金属バットで殴られるんじゃない?」と、国税庁や財務省の建物の前を通るときに、国民がビルを指差しながら、声をひそめて眉を曇らせて、いかにもおぞまし〜〜♪という調子で、コソコソ言いあうような風習養成&空気醸成も必要ですね。

★フェミニズムの問題も、役人の税金浪費問題も同じですよ。男に自浄作用はないですから、男が既得権を自分から手放すことはないですから、女がやるしかありません。希望と行動への意欲は、絶望のきわみから生まれます。

★「料理ができる男ってカッコいいわね〜〜育ちがいいのよね〜〜女を馬鹿にしない男って、自信があるからよね〜〜お母さんが素敵な方だったのよ〜〜」という「見識」を、あちこちでいいふらしましょう。「女に好かれたほうが男は得なのに〜〜なんで、女に嫌われるような旧弊な馬鹿男をやっているのかしら〜〜?もてないのは顔のせいじゃないのに〜〜低身長でデブで貧乏だからじゃないのに〜〜可愛げがないからだけなのに〜〜女に嫌われたら、ビジネスでの成功も無理よね〜〜すぐリストラされるわね〜〜」というデマを確信犯的に広めましょう。

★女性のみなさん、女に力を貸してくれる男というのは、娘の幸福を真剣に願い、女性が不当に扱われない社会を望む、「本気で父親をしている男」だけです。つまり「できのいい娘」を生産できた「できのいい男」だけです。あるいは、ほんとうに能力のある、健全な自信のある男だけです。そんな男は、男全体の30%もいませんが、遭遇したら、是非ともなんとでも略奪して、味方に取り込みましょう。

★かくして、もてる男と、もてない男の格差はついていくのですね〜〜♪って、何の話か?

★そうそう、税金の話でした。ぼったくりに近い日本の重税問題批判本を、よく読む私でも、樺嶋秀吉氏著の『食税!---お役人の、やっぱり懲りない金銭感覚』(祥伝社、2006)は読めなかったです。この本は、お役人さんたちが、いかに税金に寄生しているか、税金を食っているか、その知られざる驚愕の世界についてのルポです。読まなかったので、具体例を紹介できません。なんで購入して読まなかったかというと、チラリと立ち読みして垣間見た役人の「食税ぶり」が、あまりに浅ましく、病的で、セコかったからです。

★『食税!---お役人の、やっぱり懲りない金銭感覚』を読んだら、私は、役人という人々を軽蔑するだけではおさまらず、憎むようになってしまう、と危惧したからであります。役人は人間ではない、邪悪の塊である、だから駆除しよう、ズタズタに空爆してやれ!という、まるでネオコンが故フセイン大統領(死刑になったんだよね?)や旧イラクを見るような目で、役人なる人々を見なしてしまう危険性があったからです。

★私の大学の後輩の女性が、かつて業界第一位の某旅行代理店に勤務していました。彼女は長身美人のうえに、すごく有能で英語も堪能で、霞ヶ関の官庁担当となりました。数年して彼女は辞職しました。「役人たちの公費の出張旅行に散々つきあったから。あいつらと、あれ以上つきあっていると、頭がおかしくなっていたと思う」と、彼女は語りました。

★霞ヶ関の役人たちは、ビジネスクラスで、集団で海外出張し、飛行機の中で酔っ払って、どんちゃん騒ぎをして、スッチュワーデスのお姉さんたちにセクハラして、家族を出張先に呼び寄せるのも公費の経費で落として、平気でデタラメの領収書を旅行代理店に書かせるんだそうです。お尻をナデナデされたスッチュワーデスのお姉さんたちは、狼藉を働いた当人の役人オジンたちに抗議せずに、添乗員の彼女に「やめてください!」ときつく高飛車に言ったそうです。いやですね〜〜こういう理不尽な空飛ぶ高級女中さんって。

★「事実を知ったら、もう日本中が怒り狂うと思う。それぐらい、役人はメチャクチャなことしてる」と、彼女は言いました。この話を聞いたのは、約8年前のことです。彼女は、今はニューヨークで働いています。日本を見捨てたのかな。

★名古屋の女子大時代の教え子は、国立大学の大学院を出て、外務省の外郭団体に就職して、某発展途上国で仕事していたことがあります。彼女も同じことを言っていました。「税金の無駄使いばかりしてました。出張してくる外務省の役人は観光だけしてました」と。その外郭団体に派遣される外務省の役人の無知と不勉強も、すごかったとか。

★「海外青年協力隊」って、あるじゃないですか。あれも外務省の「ポーズ」「ふり」「口実」だそうです。実際に現地に貢献している「青年」というのは、派遣される「青年」の20%もいないそうです。あとは、みな現地の邪魔している人々、何の役にもたたない人々だそうです。なぜかというと、日本できちんとやれないから、海外に逃げるという程度の「青年」が圧倒的に多いからです。お気楽な日本で無能だったガキが、厳しい海外で有能な「志ある青年」になるはずがありません。しかし、この形骸化した「海外青年協力隊」のありようを改革し、税金が有効に使用されるように考える気は外務省には全くないそうです。

★後輩も、もと教え子も、具体的にいかに税金が無駄使いされているのか、話すのは、好きではないそうです。なぜならば、「疲れてみじめな気分になるから」です。

★そりゃ、そうです。自分が、そういう人々に運営されている国の国民であると意識することは辛いです。みじめです。私が、樺嶋秀吉氏著の『食税!---お役人の、やっぱり懲りない金銭感覚』を読むことができなかったのも、同じ理由なのです。誰だって、人を憎むことなどしたくありませんから。自分のことを、騙され搾取されている間抜けとは思いたくないですから。

★みなさん!憎んで、悪魔視して、役人や元役人が殺害されても、「いい気味だ。自業自得だ。もっと殺されろ!」と思うようにならないためにも、諦めずに、やいのやいのと言い続けましょう。「税金は政府運営資金であって、あんたたちの収入ではないの。お金が欲しいのならば、自分で稼ぐの。自分で富を生み出すの。他人が生んだ富を収奪しただけなのに、いかにも自分が施しているみたいな顔で、富の再分配のエージェントやっているんじゃないの。その富をつまみ食いしてんじゃないの。誰かが、いっぱい稼いでくれるから、あんたら、そういうことができるんでしょーが!恥ずかしい〜〜Shame on you!」と。

★言い続けるのを忘れそうになったら、アイン・ランドのThe Virtue of Selfishnessの拙訳『利己主義という気概』の、第12章「自由な社会における政府運営資金調達法」を読みましょう〜〜♪ おかげさまで、出版されました!発売されました!関係者のみなさま、ありがとうございます!ご購入くださる方々に御礼を申し上げます。ありがとうございます!

★本日の昼下がり、私は名古屋の繁華街に出かけて、大きな書店回りをして「潮干狩り」をしようと試みました。「潮干狩り」とは何か?「『利己主義という気概』を買取り」=「貝取り」=「潮干狩り」ですね〜〜でも・・・丸善さん以外には、貝がどこにもなかったのです!北朝鮮からこっそり輸入して、蒔いとけ!

★ともかく、「小さい政府」がいいのですよ。なんでもかんでも政府にやってもらおうと思う奴隷根性が、役人に任せて生きようとする気概のなさが、揺りかごから墓場までペットのように、あなたまかせで安楽に生きるという不可能を可能と信じたがる現実逃避が、身体も脳も萎縮させるんですよ!どうせ、今の経済状況ですから、アメリカは統制経済の社会主義もどきになり、日本も真似するんでしょうが、いずれ、アイン・ランドの精神に戻らざるをえなくなります。

★みなさん、21世紀初頭版New Dealのあとは、また資本主義ですから。健康なまっとうな信頼と道徳に基づく(ように努力する)資本主義ですから。社会主義というのは国家独占資本主義でして、外部が資本主義体制だからこそ機能するんですからね。世界中が社会主義になると、人類は餓死しますよ〜〜みんなが役人根性になったら、他人の生んだ富を収奪して寄生しようにも、富を生産する人々が消えるのですから、比喩的にも、直喩的にも餓死するのですよ〜〜それは、もはや人間の社会ですらない。

★私が、何を言っているのかわからない方は、是非とも、『利己主義という気概』を、お読みください。「訳者解説」だけでもいいですから、お読みください。なんて言っているから、今夜の夢にアイン・ランドが出てきて、私を張り倒すでしょう。ぶって!ぶって!