アキラのランド節

呪センター試験監督業務  [01/21/2013]


本日は、くたびれている。なぜかっというと、一昨日と昨日の1月19日と20日の週末が、大学入試センター試験監督の業務があったからだ。20時間の労働。

この労働は、もう、ほんとに無駄に無意味に消耗する。

「(センター)試験監督要領」どおりに、一字一句そのとおりに実施しなくてはならない。

1分の遅れも短縮もご法度。遅れたら、すべて、その報告はセンター本部に伝えること。

今年度のセンター試験では、母校の(と言っても、私は母校愛希薄です。嫌いではないが好きでもない)南山大学では、理科の時間に試験監督のチーフが、「1分」早く試験を終わらせてしまったと、4人の受験生様が苦情の申し立てをしたそうで、この4人は、後日、「再試験」を受けるんだそうだ。

各試験場教室には2台の小型電波時計を持っていくのは常識なのに、ここらあたりは、南山大学も迂闊だ。

しかし、たかが1分のことで、何を騒ぎたてているんですかね、この4人。何様のつもりだ。「受験生様」ね。

この4人は、ろくでもない人生を送るにちがいない。肛門の穴がほとんどないぐらいに小さくて便秘症なんじゃないか。だから、血液が綺麗ではなくて、イライラしやすく、そんな瑣末なことに目くじらたてたのだろう。

再試験受けたって、だめだよ〜〜〜

ともかく、センター本部つーのは、監督者には厳しくいろいろ要求するわりには、センター本部自身のやることは、けっこう杜撰(ずさん)である。

だって、聖書のように貴重に扱い、紛失などもってのほかとされる「(センター)試験監督要領」なる分厚い冊子には、校正ミスとかヌケが多いもん。試験開催日前日でも、訂正とか差し替えの文言についてとか、ちゃんと直しておくべし・・・という「通達」がある。

あほか、こんな初歩的なミスしてんじゃねーよ!センター本部というのは、文部科学省の天下り先であるのだが、多分、実際の作業そのものは、下請けみたいなとこにさせて、自分たちは何もしていないのではないか?と疑われてもしかたないような、アホミスばかりだ。

「(センター)試験監督要領」というのは、一度読めば、すっと頭に入るような日本語では書かれていない。だから、福山市立大学では、このマニュアルを元に、もっとわかりやすい文書を、いくつもいくつも作成する。そうすることによって、試験監督を担当するスタッフの理解の徹底を図っている。

もう一大仕事なんだよ、センター試験業務というのは、大学にとっては。特に、私の今の勤務先の福山市立大学は、えらく大緊張して、やりますね〜〜♪

福山市立大学は、教室数の少なさ、狭さ、スタッフ数から考えれば、過剰なほどの受験生を引き受けている。他所の大学(広島市のエリザベート音楽大学)から援軍を頼んでいるほどだ。まるで、センター試験開催校であることが名誉なことみたいに。

無用な業務じゃ、あんなもん。

ともかく、監督者は、「(センター)試験監督要領」に関する説明会に必ず必ず必ず出席しなければならない。かつ、その「(センター)試験監督要領」は、熟読しなければならない。

福山市立大学の「センター試験実施要領説明会」は、去年の12月26日の朝10時から午後4時まで開かれた。のべ5時間、みっちり・・・

「(センター)試験監督要領」の内容は、熟読しようと努力しても、どうしても退屈で眠ってしまう・・・ここだけの話、私は通読できたためしがない・・・ははは。

文部科学省の天下り先の「大学入試センター」というのは、お役人の常で、責任逃れのためには何だってやるので、受験生様からクレームがついて、責められないように、受験生様のための便宜をはかることには、非常に熱心でかつ細心である。

トイレが近いと申し出る受験生様には、出口近くの座席に座っていただく。たかだか2時間程度のトイレット・コントロールもできんのかい。赤ん坊か?老人か?

受験生様の集中の妨げになってはいけないので、監督者は足音が響くような靴は厳禁である。ゴム底の靴を履くことが要求される。はいはい、私は、スニーカー履いて行ったよ。

ジャラジャラと音の出るアクセサリーを、監督者は身につけていてはいけない。強い化粧品の匂いはダメ。もちろん強い香水の匂いもダメ。サロンパスなんかも張りすぎていてはダメ。口臭も腋臭(わきが)もダメ。消臭剤のファブリーズを、受験生様の顔にでもシュッシュッすれば、いいんじゃないの?

受験生様の集中のさまたげになるほどのイケメンも美人も試験監督者にはふさわしくない。監督者は、記憶に残らない程度の平凡な容姿であることが条件でございます。常軌を逸したデブとか、ノッポとか、チビとか、ボイン(古いな)も洗濯板(なんの比喩かわかるかな?)もダメ。ともかく、よきにつけ悪しきにつけ、少しでも受験生様の集中力の邪魔になるような類の容貌を持つ監督者はダメ。

(これは嘘ですがな)

監督者の咳がうるさいから、監督者は咳をしてはいけない・・・大きなため息をついてはいけない・・・答案をのぞき込んではいけない。巡回のときは、受験生様の邪魔になることは、いっさいしてはいけない。受験生様の気に障ることは、いっさいしてはならない。

もちろん、監督者同士のうち合わせも、ささやき声でなされなければならない。だけどさあ・・・同じ監督者のオッサンに耳元に息を吹き込まれると、ほんと、きもいんだけど・・・

監督者たちの話がうるさいと、受験生様が、別室で待っている高校の教師にちくる。で、その高校の教師が大学やセンター本部にちくる。ゆえに、監督者はひたすら注意自粛しなければならない。問題を解くのに集中していないから、ささいな音も気になるんだ、などと事実を指摘してはいけない。

あ〜〜た、なんとセンター試験2日目の試験場で試験監督たちの話がうるさいと苦情が来たんよ、福山市立大学で。なん〜〜と、その試験場の試験監督計6名のひとりは、私だったのよん。なんもうるさくなかったのに・・・げせんわ・・・

私としては、その「クレイマー受験生様」を、「いったいどううるさかったのか、説明しろよ、ボケっ!!」と、問い詰めたいのは、やまやまではあった。しかし、事実はどうであれ、ともかく、受験生様の苦情には、ひたすら対応させていただくのがセンター本部である。でもって、センター本部に頭が上がらないのが、各大学である。

日本においては、国立大学も公立大学も私立大学も、国から交付金を得ているからね〜〜カネ(国民の税金だけど)出してくれる国=文部科学省には頭が上がらない。大学認可の特権も文部科学省は持っているからね〜〜なんでも口を出すよ。大学入試センターは、この文部科学省の天下り先だからね〜〜

とはいえ、この文部科学省というのは、官庁の中では馬鹿にされている省らしいけれどもね。ほんとは存在しなくてもいい省の気がするが・・・・

英語リスニングのテストのときは、各受験生様に配布するICプレイヤーのイアホンが苦手の受験生様には、ヘッドフォンをお貸しいたします。耳の穴が小さいのかな。もしくは、大きすぎてイヤホンが落ちるとか・・・そもそも耳の穴がないとか・・・耳がないとか・・・耳なし法一やね。琵琶法師〜〜〜♪ 平家物語〜〜〜〜♪

受験生様の苦情はいろいろであります。試験会場の温度が適正でなかった、暑かった、寒かった、乾燥していた、空気が悪かった、南側で日当たりが良すぎた、照明が暗かった、照明が明る過ぎた・・・

受験生様の苦情は、続くよ、どこまでも。トイレが混雑していた、ゴミ箱がすぐに見えるところに設置されていなかった、売店が開いていなかった・・・売店はあったが、鉛筆削りは売っていなかった・・・

そんなもん、知るかや。鉛筆なんか、前もって削っておけ。

受験生様は、「おこちゃま」&「おじょうちゃま」が多く、下々(しもじも)の日本語の使用に慣れていらっしゃらないので、直接にその場で監督者に、「部屋が暑いですから、室温調節してください」と要求なさることができない。

そのかわりに、試験が終わってから、受験生様は親とか高校の教師とかの家来に苦情を申し渡す。それで、親や高校の教師が、センター本部に苦情を言う。その場で言え、ばかもん!

入試問題の回答に不正に利用されるかもしれないから、俳句や和歌が印刷されている鉛筆を受験生様が持っていないように試験監督者は厳しくチェックしなければならない。

「太宰府天満宮」の黄色い合格祈願鉛筆はダメでございます。「東風(こち)吹かば〜〜」つー菅原道真の和歌が印刷されているからね〜〜♪ 受験生様も、そのことはおわかりのはずですが、なんで会場にお持ち込みになりますかねえ・・・・?

英語がプリントされている衣類を受験生様が身につけていたら、別室で脱いでいただく。背中部分に印刷されている場合は、他の受験生様が盗み見るかもしれないですから。Touch My Tits!(あたいのオッパイさわって!)なんて印刷されていても、そんな単語は出題されませんよ〜〜♪

しょうもないルールは、まだまだあるよ・・・

あのね〜〜わからないのよね〜〜〜なんで、センター試験監督を大学の教員がしないといけないのか、その理由が。景気が良くて、どこもかしこも人手不足で、仕事のやり手がないから、大学の教員がやるしかない・・・というのならば、わかるよ。

だけど、これだけ不景気で、失業者も多く、非正規雇用者が多いのだからさ、「大学入試センター」つーのも公共事業だからさ、雇用を増やすためにも、民間に委託するなり、センター本部が雇用したらどうか、試験監督のプロを。

なんで、センター試験監督を、大学の教員にやらせることになったかというと、その理由は、もれ聞くところによると、「大学入試は、大学という共同体に参加するための関門だから、大学共同体の成員であるところの大学の教職員が従事すべし」ということだったらしいよ。

わかったような、わからないような理由だな。というと、センター試験は、フリーメイソンの秘密の入会式みたいなもん?もしくは、宗教儀式?

大学とか、学校なんて、単なる通過地点にしか過ぎない。どうでもいいわ。「大学共同体」が、どうたらこうたらなんて思っているのは、万年学生根性の人間だけだ。学生時代なんか、懐かしくもなんともない人間も、大勢いるのだ。私も、そのひとり。

センター試験監督なんて、大学生でもできるぞ。彼らに、割のいいアルバイトを与えよう!

20時間のセンター試験監督業務には、「35,000円」(手取り)ほどの賃金が監督者に支払われる。支払い方法は、大学によって違う。私が知る限り、名古屋大学や、名古屋市内の私立大学では、2日目のセンター試験終了時に、現金が入った封筒が手渡される。

前の勤務先の桃山学院大学では、3月に支給される「入試手当」の中に、センター試験監督手当が含まれていた。ただし、2日間フルに監督するのは、ハード過ぎるということで、だいたいが担当は1日だけであったが。私立大学は、この「入試手当」つーのが、3月の悦びなの。私立大学は、入試業務が多いからね。入試問題作ると、「作問料」とか出ちゃう。この「作問料」はいくらだったかな・・・

なんで記憶にないかといえば、私は「作問料」は支給されなかったから。入試問題作成は、苦手なんですよ。大雑把だから、ああいう細かい作業はしたくない。だから、入試問題作成は、同僚たちにお任せだった。私への入試問題作成依頼はなかったもんなあ。だから、私の桃山学院時代の入試手当は少なかったです。はい。

というか、真相は、英語担当の同僚の中に、すっごくセコくて細かい奴がいて、作問料の入る入試問題作成ばかりを、やりたがる奴がいただけのことだけど。これは、事実。どうでもいい事実だけど。いろんな奴がいるもんよ。

そのかわりに、私は、同僚たちがいやがる、「地方入試会場責任者」を引き受けていた。数日は泊りがけの出張をしていた。高知とか、高松とか、金沢とか、福岡とか、いろいろ行きましたわ・・・近いところでは、京都会場とか神戸会場なんかも、よく行ったな。

話をセンター試験業務に戻そう。福山市立大学では、当初、この「センター試験監督手当」なるものは、福山市がネコババするという噂があった。監督を務めた教員たちには、支払われないという噂だった。

それについて、私ら教員は、「しょうがないよね・・・うちは、福山市役所付属福山市立大学だもんね・・・独立行政法人になるまでは正常化しないよね・・・」と諦めムードだった。

が、結局は、2月の末に、「センター試験手当」は支払われた。予期せぬ喜び!いくら何でも福山市役所でも、センターから支給されるカネ(57万人分の受験料&税金かな?)を、そのまんまネコババできんよね。

何の話か?

つまり、私が言いたいのは、こーいうこと。センター試験は一種の公共事業だから、マクロ経済学的には、公共事業つーのは、雇用拡大のため、景気浮上のための経済政策なんだから、ちゃんと雇用拡大のために、センター試験を使えということ。

35,000円に交通費&昼食費をプラスして、人を雇えということ。なんで、大学の教員が、センター試験の監督をしないといけないのか、ほんとサッパリわからない。

受験だから?

たかが受験じゃないか。

それに、なんでこうも受験生様に気を遣わなくてはいけないのか?

受験生様だから?

そこまで受験生様を大事にしても、この子たちが4,5年後に、実社会に出るときは、誰も気を遣わないでしょーが。

親の庇護も、学校の庇護もない実社会に放り出されたら、そのあとのことは、誰も気を遣わないでしょーが。あとは、野となれ山となれ白骨死体になれ、でしょーが。

就職難で、自殺しても、誰も気にもとめないでしょーが。非正規雇用の貧困生活の中で、栄養失調になっても、うつ病になっても、誰も気にとめないでしょーが。

やっとこさ正規雇用された会社から、無茶苦茶にこき使われて、サーヴィス残業させられて、ぶっ倒れて、過労死しても、誰も気にとめないでしょーが。

「学校」という大きな子宮のなかにいるときは、いたれりつくせりでケアして、そこから出たら、そこはとんでもない理不尽な世界だけど、放置。

「学校」という大きな子宮のなかでは、しょうもない空虚な正論でも偽善でも通用するが、いくらでもクレイマーになっていていいが、そこから出たら、誰も耳を傾けてくれない、そんな暇や余裕は誰にもない世界。

「学校」と「世間」のギャップは大きいよね〜〜

まあ、私は、そのギャップをあんまり感じなかったけどね。私にとっては、「学校」も「世間」も居心地が悪いのは同じだったんで、自分の空間さえ確保できれば、それでよかったからなあ〜〜

あのね、受験生様、ちょっと、このことだけは覚えておいてね。

「学校」ってところは、実社会とはまるっきり違っている。成績さえ良ければ通用してしまう「人外境」が「学校」です。どんなに性格が悪くても、視野が狭くても、矮小な人間でも、狡猾な人間でも、卑しい人間でも、無能な人間でも、ブスでも、不細工でも、成績さえよければいいのが、「学校」です。

でも、世間は、実社会は、「実利を出せる人間」だけが評価される。その「実利」の中身は、いろいろ多様ではあるけれどね。

センター試験なんか受けにくる受験生様は、どこかで、無自覚のうちに、次のように思い込んでいるかもしれない

だって、僕/私は勉強できるんだから。僕/私は、成績がいいんだから。僕/私は、センター試験で全科目8科目もフルコースで受ける優秀な高校生なんだから、試験監督が1分早く試験時間を終わらせたことに、鬼の首でも取ったように言いたてる権利が僕/私にはあって、その権利は、しっかり主張していいんだ!

あのね、受験生様、成績さえ良ければ、お勉強さえできれば通用する「学校」とか、「学校」のエッセンスであるセンター試験会場では、そのあなたの姿勢は受け入れてもらえる。でも、世間に一歩でたら、あなたが死のうが生きようが、まったくどうでもいいと思っている人々と、その世界がある。

そこんとこ、今のうちから、よくわかっていないと困るよ・・・実社会でショックを受けて寝込む羽目になるよ・・・王子様/王女様からホームレスへの転落から立ち直れなくなるよ・・・

これねえ、私立大学しか受けないからセンター試験なんか受けませんとかいう高校生だと、つまり、お勉強ができさえすれば通用する「学校」で、いい思いなんかしてこなかった人間だと、自分が世の中から大事にされて当然だとは思っていないんで、些細なことを言いたてたりはしないんだけどねえ・・・

成績も悪いし、真面目にやってもこなかったのに、ついでに不細工で足も臭いのに、世間から特別扱いされてあたりまえと思っているガキもいるけど、それははっきり言って、脳がおかしいので問題外ですわ。

勉強ができたということだけで、甘やかされ、自我の肥大化がゆるされてきたクレーマー受験生様は、大学に入って、就職活動の季節が近づくと、勉強さえできれば通用した「学校」以外の異世界に関する情報を集めるにつれて恐怖をいだく。

で、なんか手はないかと考えて、公務員様になることにする。この業界ならば、今までと同じノリで行けるだろうと思うから。

あれだけ勉強ができたんだから、ちゃんと真面目にやったんだから、これからは、ラクさせてもらっていいじゃないか・・・・義務とか責任はあまりなさそうな、倒産の憂き目には会うことはない公務員になればいいよな・・・・

勉強ができるといっても、決まり切った内容を記憶することが得意というだけのことだから、他のことを要求されてもできないよ〜〜書類作成とか、決まり切った手順で物事をすすめることはできるけど、細かなことに注意して型どおりにすることはできるけど、創造的なことはできないよ〜〜なんかアイデアが浮かぶこともないよ〜〜想像力が広がることもないし、特別に勉強したいこともないし〜〜

というわけで、そういう自分を知っているから、公務員になるしか手がない・・・と判断した、あなたは正しい!! そうだ、それしかない!!

で、4年生になってから、試験を受けて、公務員にめでたくなることができるのでありました〜〜♪パチパチ!!

私も、最近やっと、公務員志望者がかくも多い理由が、わかってきたよ。公務員というのは、「受験生様」の延長にある。

で、かつての「クレイマー受験生様」は、自分たちが生み出したわけでもない富を収奪して集積して、再分配作業しているだけのことなのに、なんか自分のカネを配っているみたいな優越感に浸ってしまう公務員様に、めでたくなるのでした〜〜♪

かくして、クレイマー受験生様への厚遇は、日本の官僚支配をさらに強化するという結果を導いてしまうのでした〜〜♪

しかしだ、何事にも、無駄はつきものである。巨大な無駄があってこそ、意味ある何かが生まれる。

たとえば、たった一個の卵子めがけて、一億個ぐらいの精子は競争するが、たどり着いて、合体できるのはたった一個の精子。あとの99,999,999個の精子は、細胞の周りのカスとなる。尿といっしょに水洗トイレに消えていく。

つまり、クレイマー受験生様は、4、5年後には公務員様になる方々は、以下の受験生様を産み出すための環境である。背景である。宝を産み出すための必要な無駄である。

日本や世界を牽引する発見や発明をする科学者や化学者の卵である受験生様。

原子力発電所の事故現場で、人類の安全と存続ために収束作業してくれる、スーパー人工知能を搭載したロボットを開発する工学者の卵である受験生様。

会社を興して、成功させて、雇用をいっぱい生み出してくれる企業創業者の卵の受験生様。

これらの卵様たちは、「クレイマー受験生様」にはならない。静かに集中力全開で、黙々と問題を説く。いや、問題を解くことを愉しめる。資質が違うのよね〜〜

先週末に私が試験監督していた教室にも、そんな宝のような受験生様が潜んでいたに違いない。「これは、問題自体がおかしいです」と、物理の試験について言ってきた男子の受験生様がいたけれども、彼なんかそうかもしれない。

歴史地理・公民から2科目と、総合理科、地学、物理、生物、化学から2科目と、古文と漢文含む国語と、リスニング含む英語と、数学1と数学2という「8科目」をフルコースで受験するなんてのは、スタミナも集中力も学力も、大したもんであるよ。すごい高校生たちだよ。それは事実だ。真実だ。

「東京アイン・ランド読者会」のメンバーの御子息は、センター試験を受けて、自己採点したら、数学は満点であったそうだ。そういう頭脳があるんだね〜〜

私が、現役の高校生ならば、2日間で8科目なんてとうてい無理!!どうやっても無理!!一日目試験午前9時半から午後6時10分までが終了した時点で、ぶっ倒れている。

まあ、「クレイマー受験生様」にはむかつくが、いずれ公務員様となり、庶民から収奪したカネを分配することだけに勤しむであろう彼らや彼女たちも、宝を産み出すための貴重なる環境&人類の進化のための礎。無駄なものは、この世にないのだ!

私なんか、そんな「環境」「礎」にもならん地球のお荷物だもんなあ〜〜〜♪

が・・・やはり、センター試験監督は、やりたくないぞよ。センター試験監督業務を外部に委託して、非正規雇用者の方々に35,000円を支払えよ、センター本部!文部科学省の天下り先よ!